HPCT SG2E32-GRAID
HPCT SG2E32-GRAID は GRAID テクノロジー社の GRAID SupremeRAID システムを採用し、従来の RAID テクノロジーのパフォーマンスボトルネックを解消するだけではなく、直接接続された NVMe SSD 以外に NVMeoF(NVMe over Fabrics)を介して接続された NVMe SSDも保護します。また、標準構成では最高のパフォーマンスを得られるようエンタープライズクラスの NVMe SSD、KIOXIA CM6 シリーズを搭載しています。
GRAID SupremeRAIDTM – The Next Generation of NVMe RAID Technology
GRAID SupremeRAID は、SSD のパフォーマンスを最大限実現することができる世界初の NVMe RAID カードシステムです。ソフトウェア RAID もしくは ハードウェア RAID を使おうとすると、RAID 機能そのものがコンピューティング性能の制限や CPU リソースの大量消費に繋がります。GRAID SupremeRAID ソリューションは OS に専用の NVMe コントローラーをインストールし、PCI-E デバイスを統合させることにより高いパフォーマンスを出しています。
- 世界初の NVMe RAIDカード
- 直接接続された SSD だけではなく、NVMe over Fabrics(NVMeoF)を介して接続された SSD も保護
- カード1枚で 600万IOPS と 100GB/s のスループットを提供
- すべての IO 処理と RAID 計算の負担を無くし、貴重な CPU リソースを他のアプリケーションに解放
- SSD を RAID カードに接続するためのケーブルを必要とせず、既存のハードウェアシステムをリファクタリングするコストを排除
- U.2、M.2、AIC NVMeインターフェースで使用可能
- メモリキャッシュを必要とせず、従来の RAID カードと比較して最大 40倍のパフォーマンス向上を実現し、高パフォーマンスを維持しながらバッテリバックアップモジュールを管理する負担を排除
他のストレージとの違い
モデル | HPCT SG2E32-GRAID | NVMe Storage Server | |
---|---|---|---|
RAID | GRAID SupremeRAID | Software RAID | Hardware RAID |
Performance RAID 5 にて | |||
4k Random Read | 6M IOPS | 2M IOPS | 3.5M IOPS |
4k Random Write | 700K IOPS | 200K IOPS | 180K IOPS |
Sequential Read | 100GB/s Throughput | 9GB/s Throughput | 13.5GB/s Throughput |
Sequential Write | 10GB/s Throughput | 3GB/s Throughput | 4GB/s Throughput |
Random Read in Re-Building |
1.8M IOPS | 250k IOPS | 36K IOPS |
Other Specifications | |||
CPU 使用率 | なし | 高い | なし |
RAID レベル | RAID 0, 1, 5, 6, 10 | RAID 0, 1, 5, 10 | RAID 0, 1, 5, 6 |
NVMe-oF サポート | あり | あり | なし |
Kubernetes HA Support | あり | なし | なし |
柔軟性 | 非常に高い |
CPUランクに 左右される |
なし |
NVMe SSD サポート本数 |
20 | 24 | 4 |
性能比較
ローカルストレージとしての性能
リードを行う際にデバイスから直接読み出すため、シーケンシャル、ランダム問わず高い水準で行うことができます。書込みはパリティ計算が必要になるためテストを実施した RAID6 では 12.0GB/s となっています。これはパリティ計算を行う GPU の帯域に引っ張られているもので、今後 PCIe4、PCIe5 とバンド幅が拡がる事で性能が向上するものと考えられます。実行時の CPU については計算を行わないためほとんど使われていません。
一般的なソフトウェア RAID として mdraid と raidz がありますがどちらもNVMeの性能を発揮させようとすると、要求されるスペックが高く CPU 以外にもメモリを大量に使うため全体的にコストが割高となります。
GRAID社 公称値 | HPCT SG2E32-GRAID テスト実効値 |
|
---|---|---|
RAID Level | RAID5 | RAID6 |
4K Random Read | 6M | 8263k(8M) |
4K Random Write | 700K | 756k |
Sequential READ | 100GB/s | 109GB/s |
Sequential Write | 10GB/s | 12.0GB/s |
ネットワークストレージとしての性能
リードを行う際にデバイスから直接読み出すため、シーケンシャル、ランダム問わず高い水準で行うことができます。書込みはパリティ計算が必要になるためテストを実施した RAID6 では 12.0GB/s となっています。これはパリティ計算を行う GPU の帯域に引っ張られているもので、今後 PCIe4、PCIe5 とバンド幅が拡がる事で性能が向上するものと考えられます。実行時の CPU については計算を行わないためほとんど使われていません。
一般的なソフトウェア RAID として mdraid と raidz がありますがどちらもNVMeの性能を発揮させようとすると、要求されるスペックが高く CPU 以外にもメモリを大量に使うため全体的にコストが割高となります。
NVMeOF | IOPS | BW | |
---|---|---|---|
Sequential READ | 11.5k | 12.1GB | |
Sequential Write | 9.9k | 10.4GB | |
4K Random Read | 2059k | 8042MiB | |
4K Random Write | 602k | 2351MiB |
GRAID Technology Inc
GRAID テクノロジー社は、カリフォルニア州シリコンバレーに本社を置き、カリフォルニア州オンタリオにオフィスを構え、台湾の台北に研究開発センターを置いています。GRAID テクノロジーは SDS や ASIC、およびストレージ業界で数十年の経験を持つ専門家の専任チームで構成されています。並外れたソフトウェアとハードウェアソリューションは SSD RAID カードの価値を再定義し、GRAID SupremeRAID を世界で最も強力で柔軟な NVMe SSD RAID にします。
GRAID Technology & KIOXIA
製品仕様
製品名 | 2U 20BAY 2CPU GRAID SupremeRAID採用 フラッシュストレージサーバ |
||
---|---|---|---|
型番 | HPCT SG2E32-GRAID | ||
RAID Controller | GRAID SupremeRAID SR-1000 Support RAID Level 0, 1, 10, 5, 6 Maximum 32 physical drives Support NVMe/SAS/SATA SSD and SAS/SATA HDD |
||
Network | 2 x 1GbE LAN ports (1 x Intel I350-AM2) 1 x 10/100/1000 management LAN InfiniBand EDR/HDR 100/200Gb Ethernet |
||
対応 Prorocol | NFS / SMB iSER TCP/IP RDMA |
||
Video | Integrated in Aspeed AST2500 2D Video Graphic Adapter with PCIe bus interface 1920×1200 60Hz 32bpp |
||
Storage | Front side: 20 x 2.5" Gen4 NVMe hot-swappable HDD/SSD bays Rear side: 2 x 2.5" SATA/SAS hot-swappable HDD/SSD bays, from onboard SATA ports SAS card is required for SAS devices support |
||
SAS | Supported | ||
Front I/O | 2 x USB 3.0 1 x Power button with LED 1 x ID button with LED 1 x Reset button 1 x NMI button 1 x System status LED 1 x HDD activity LED 2 x LAN activity LEDs |
||
Rear I/O | 2 x USB 3.0 1 x VGA 2 x RJ45 1 x MLAN 1 x ID button with LED |
||
Backplane I/O | Front side_CBP20O8: 20 x Gen4 NVMe ports Rear side_CBP2022: 2 x SATA/SAS ports Speed and bandwidth: SATA 6Gb/s, SAS 12Gb/s or Gen4 PCIe x4 per port |
||
TPM | 1 x TPM header with SPI interface Optional TPM2.0 kit: CTM010 |
||
Power Supply | 2 x 1600W redundant PSUs 80 PLUS Platinum AC Input: DC Input: DC Output: |
||
System Management | Aspeed AST2500 management controller GIGABYTE Management Console (AMI MegaRAC SP-X) web interface Dashboard |
||
System Fans | 4 x 80x80x38mm (16,300rpm) | ||
Form Factor | 2U Rackmount | ||
Dimensions | Width | 438mm | |
Height | 87mm | ||
Depth | 730mm | ||
保証期間 | 標準1年センドバック (3年センドバック及びオンサイトサポートオプション) |
||
OS |
標準 特に指定がない場合は、動作検証のとれたパッケージやアップデートを適用してお届けします。 |
【製品仕様についてのご注意】
・画像はイメージです。
・仕様は予告なく変更となることがあります。
・納品時の製品に変更や改造を加えられた場合はサポート対象外になります。
・Intel、インテル、Intel ロゴ、Xeon、Xeon Inside は、アメリカ合衆国及びその他の国における
Intel Corporation の商標です。
・NVIDIA、NVIDIA のロゴ、 CUDA、 NVLINK、Pascal、Teslaは、アメリカ合衆国およびその他
の国におけるNVIDIA Corporation の商標または登録商標です。
・その他、記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。
弊社では、科学技術計算や解析などの各種アプリケーションについて動作検証を行い、
すべてのセットアップをおこなっております。
お客様が必要とされる環境にあわせた最適なシステム構成をご提案いたします。